都下郊外の大きな一戸建て、2か所に引っ越すから荷物を分けてくれ。との事でお伺いいたしました。一戸建てを売却。複数個所に引越しは離婚の時によくあることです。
家にはお二人ともいらっしゃるのですが、直接会話はがありません。
申込代表者の奥さまなので、奥さまにお話をお伺いしながら奥さまの荷物だけをさばいていくのですが、奥様は元夫の名字を言いながら、その荷物はあいつのだからあいつに聞いてくれ。

3階で作業しながら、1階にいる旦那様に「聞いて来いって言われたのですが。」

旦那「ああ、任せるよ。」

スタッフ「奥さま、任せると言っています。」

奥さま「これは○○(夫の名字)の物だから庭に捨てといていい。」

スタッフ「旦那様、これは庭に捨てとけと言われましたが。」

旦那 「いや、俺は俺で別の業者を呼ぶからリビングにまとめておけ」

なんて、毎度スタッフの伝令が3階にいる奥様と1階にいる旦那様の間を確認しに走るという事が続き、重苦しい空気の中作業を進めていました。
ここまではよくあることで慣れていたのですが。
作業終了が見えてきた頃、我慢しきれなくなった旦那様がキレました。

「てめえこの野郎!!!」

しかし、言うが早いか奥さまの方が食器を投げる!

「なによこのブタ野郎!!」

リビングに飛び散るマイセンの皿。
ああ、掃除機掛けたのに。
奥さまは止まらず、さらにこれから梱包しようとしていたバカラのクリスタルを次々と投げ付ける。
旦那が家を飛び出したときにはガラス片だらけです。
また、掃除機をかけ直しました。

「足が血まみれになるのはあいつだからどうでもいいのよ。」

旦那様がどんな失態を犯したのか分かりませんが、夫婦の話し合いは作業日の前日までに決着をつけておいていただけますと助かります。